合併症 中級問題

不正解　解説：1型糖尿病は、免疫の異常によりすい臓の細胞が破壊され、インスリンが作れなくなる病気です。

不正解　解説：糖尿病網膜症は、初期には自覚症状が少なく、進行すると視力低下や失明のリスクがあります。早期発見・治療のために、糖尿病患者は年1回以上の眼科検査（眼底検査）を受けることが推奨されます。

不正解　解説：血糖コントロールには、食事・運動療法が基本です。その上で薬物療法を行います。1型糖尿病ではインスリン注射を行いますが、2型糖尿病では主に内服治療を行います。

不正解　解説：糖尿病性神経障害は、手足のしびれだけでなく、内臓の働きにも影響を与えることがあります。例えば、胃のもたれや排尿の異常などの症状が出ることがあります。

不正解　解説：1型糖尿病では、体内でインスリンを作れないため、不足すると血糖値が急激に上がり、「糖尿病性ケトアシドーシス」という危険な状態になることがあります。適切なインスリン注射による補充が必要です。

不正解　解説：糖尿病性腎症が進行すると腎機能が低下し、最終的には末期腎不全（慢性腎臓病の末期）となることがあります。この段階では腎臓が老廃物を排出できなくなるため、透析や腎移植が必要になります。腎機能を評価する検査がeGFR（推定糸球体濾過率）になります。

不正解　解説：2型糖尿病では、インスリンは出ていても、体がそれを十分に使えない「インスリン抵抗性」という状態になることがあり、血糖値が下がりにくくなります。

不正解　解説：高血糖が続くと、血管が傷つき、動脈硬化が進みやすくなります。これが心臓病や脳卒中の原因になります。

不正解　解説：糖尿病による腎臓病は、血糖値だけでなく血圧も関係しています。高血圧が続くと腎臓の負担が増え、病気が進みやすくなります。

不正解　解説：高血糖が続くと、免疫の働きが低下し、風邪や肺炎、尿路感染症などの感染症にかかりやすくなります。ワクチン接種や体調管理が大切です。